スタッフ皆が心がけるホスピタリティ
あふれる応対で、しながわ水族館初の受賞へ

生き物の展示やイベントなどで、日々お客様を楽しませているしながわ水族館。ある日、松葉杖を使用したお客様が来館されました。地下から１階へ上がる際、エレベーターが遠かったことから、階段を利用するか迷っていたそうです。そのご様子に気づいた飼育スタッフの佐竹さんは、「よろしければエレベーターまでご案内します」とお声がけ。人通りの少ない近道を通り、お客様をエレベーターへお連れしました。その心遣いに、お客様から「心が温まりました。また伺います」とメッセージが届きました。佐竹さんは「今回はたまたま私がお声がけしましたが、スタッフは皆、お客様への心配りを大切に業務にあたっています。皆を代表して受け取らせていただきます」と笑顔を見せます。
昔から魚に携わる仕事に就きたいと考え、魚の魅力を発信できる水族館での仕事を選択した佐竹さん。絶滅危惧種である魚・ムサシトミヨの飼育や繁殖といった責任重大な仕事も担っています。約２年前からはYouTubeの担当としても活躍。動画を視聴した方に館内でお声がけいただくことが増えてきているそうです。「生き物の魅力を伝えたい」という想いが、水族館とお客様をつなぐ架け橋となっています。