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■ 刺胞動物
刺胞(しほう)とよばれる毒液を注入する針を備えた動物の総称。クラゲやイソギンチャクやサンゴなどをさします。
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■ 褐虫藻
サンゴの体内に共生している植物プランクトンのことで、渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)と呼ばれる仲間のことをさします。
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■ 石灰質
炭酸カルシウムという成分を主成分として構成されているもののこと。サンゴの固い骨格(こっかく)などは、石灰質で形成されています。
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■ 造礁サンゴ
イシサンゴと呼ばれるサンゴの仲間の中で、群生(ぐんせい)してサンゴ礁をつくることができる種類のこと。
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■ 無性生殖
雌雄(しゆう)に関係ない生殖方法で、体の一部から新しい個体を増やすことができます。分裂や出芽(しゅつが)といった方法など増え方は様々です。(対義語、有性生殖)
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■ 有性生殖
雌(めす)のもつ卵子(らんし)と雄(おす)の持つ精子が受精することにより、新しい個体を増やす生殖方法。(対義語、無性生殖)
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■ 分裂
1個体がほぼ同大の2つ以上の個体に分かれてふえること。細菌・原生動物・サンゴ・イソギンチャクなどでみられる。
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■ 再固着
強い波や流れなどで折れたサンゴが岩盤上で成長し、しっかりと固定されている状態。
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■ プラヌラ幼生
刺胞動物(しほうどうぶつ)などの受精卵が成長すると、体表に繊毛(せんもう)が生じて泳ぎ始めます。このころの幼生のことをプラヌラ幼生といいます。
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■ 斃死
動物が突然死んでしまうこと。
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■ 母サンゴ
サンゴ返還プロジェクトで、移植用サンゴの元となる折る前の大きなサンゴ。母サンゴから折ったサンゴ片を、沖縄の海へ移植している。移植用サンゴと母サンゴは同じ遺伝子型(DNA)のため、クローンとなる。サンシャイン水族館での呼び方。
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■ 活着
枝打ちしたサンゴがしっかりと土台や岩盤につくこと。
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■ 親サンゴ
サンゴ礁再生プロジェクトで、産卵させるために育てているサンゴ。サンシャイン水族館での呼び方。
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■ サンゴの加入量を増やす
サンゴの加入とは、有性生殖によって誕生したプラヌラ幼生が海中を遊泳、海底や岩盤に着底し、ある海域に新たに加わることを指します。健全なサンゴ礁では有性生殖による加入する量と、死滅による減少する量のバランスがとれていますが、現在自然界のサンゴ数が減少しているため、有性生殖により新たに加入する量が少ないことがサンゴ礁保全の課題となっています。
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■ 優占種
色々な生物が集まっている環境の中で、最も数が多い種類のこと。
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■ バンドル
サンゴの卵。卵子と精子が入った2mmぐらいのカプセル。海面ではじけて受精します。
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■ 個体識別
1個体1個体を区別すること。
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■ ひび建て式
海底に鉄筋とパイプを立て、そこに育成させるサンゴをセットしていく方法。
さまざまな問題と水族館での取り組みを見てきたが、みんなにできることってなんじゃと思う?