「知る楽しさ」を共有したいという情熱が
水族館を訪れた方の驚きや笑顔につながる

生き物について知る楽しさを伝えたい！そう考える谷森さんが大切にしていることは、会話を通してお客様に生き物の魅力を伝えることです。「知らなかった一面を知ると生き物をもっと好きになる」という自身の経験から、専門知識を分かりやすく伝える応対を心がけています。
今回の受賞のきっかけは、カエルの水槽前での出来事でした。設備の整備をしていた谷森さんのそばには「作業中！飼育員が突然現れるかもしれません！」というホワイトボードが。そのボードをきっかけにお客様との会話が始まり、専門的な知識を交えながらお話ししました。楽しんでもらえるような解説を心がけた結果、「親切に色々なことを教えてもらえてうれしかったです！」との喜びのお声が寄せられました。
谷森さんは学んだことを積極的に発信し、多くの人に水族館や生き物の魅力を伝えることを目標としています。調べた内容は上司に確認してもらい、確かな情報をお客様に届けることを心がけ、また資料を作成して後輩にも共有し、スタッフ全体の知識向上にも貢献しています。「水族館での体験をきっかけに、生き物をより好きになってもらえたらうれしいです」と語る谷森さん。その熱意が、これからも水族館で多くの発見を生み出していくでしょう。