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芸達者なアシカのパフォーマンスを仕切りのないオープンステージで!

「人間の言葉がわかるの?」と思わず聞きたくなるほど、見事なパフォーマンスで観客を魅了するアシカ。クリクリとした大きな目も魅力のひとつでしょう。
サンシャイン水族館では、客席とのあいだに仕切りや柵がないオープンステージで、迫力満点のパフォーマンスを楽しむことができます。

アシカってどんな生き物?

アシカはネコ目アシカ科の海生動物の総称。アシカ科はカリフォルニアアシカ、ガラパゴスアシカ、ニホンアシカの3種とする場合もありますが、これにオタリア、オットセイ、トドを含めることもあります。
ずんぐりむっくりした体型が特徴ですが、移動はとってもスピーディー!水中では時速25〜30kmほどのスピードで泳ぎ、潜水も得意です。泳ぐときに使う前肢は自分の体重を支えられるほど強く、後肢は関節で折りたたむことができるため、地上でもアクロバティックな動きを披露することができます。

大きな体を駆使してパワフルに動き回る分、エサを食べる量も多く、サンシャイン水族館では一番の大食漢。イワシやサバなどの魚を主に食べています。エサの量は体重の5%前後ですが、多いときは10kgちかくも食べることがあるのです。

水族館のアシカは野生と違って、歯磨きが必要

水族館のアシカも歯ブラシを使って歯磨きしていることをご存じですか?「野生のアシカは歯磨きなんてしないのに、なぜする必要があるの?」と思う方も多いでしょう。実は、アシカの歯磨きには、歯をきれいにするだけでなく、歯と歯茎を健康に保って歯周病を予防するという目的があります。

野生のアシカがエサを取るときには、歯を使ってエサをくわえたり、エサ以外の物を噛んだりすることで歯と歯茎に程良い刺激が与えられますが、水族館のアシカはエサを丸飲みするためほぼ刺激がありません。そこで、歯磨きが必要になってくるのです。
歯磨きのコツは、歯茎をマッサージするようにブラシを動かすこと。最初はなかなか歯磨きをさせてくれないアシカたちも、根気強くトレーニングをすると、次第に慣れて口を開けてくれるようになります。

アシカとよく似た生き物たち

「あれはアシカ?それとも…」と迷ってしまうのが、オタリア、オットセイ、トド、アザラシ、セイウチなど、よく似た体型と特徴を持つ生き物たち。「見分けがつかない!」という人もいるのではないでしょうか。

このうち、オタリア、オットセイ、トドは、アシカと同じアシカ科に分類されることもあります。最も大きいのがトドで、2番目がオタリア、オットセイは3番目です。全体的につるっとしていて、小さな耳たぶのように見える耳介(じかい)があります。

一方、アザラシとセイウチは別の種類です。アザラシはアザラシ科、セイウチはセイウチ科。
アザラシの前肢は小さくアシカほど頑丈でないため、陸上を移動するときは這って動きます。そのため、アザラシはアシカに似ていても、倒立のようなパフォーマンスをするのには向いていません。
セイウチはアザラシに比べてかなり巨大で、2本の大きな牙を持っているため、見た目でも区別しやすいでしょう。

サンシャイン水族館で出会えるアシカたち

サンシャイン水族館で出会える、カリフォルニアアシカとオタリアの特徴をご紹介しましょう。

カリフォルニアアシカ

カリフォルニアアシカは北アメリカ西岸に分布し、オスは約270kg、メスは約90kgまで成長します。かつては日本の沿岸にも二ホンアシカと呼ばれる種類のアシカが生息していましたが、アシカ猟での乱獲が進み、絶滅したといわれています。

オタリア

オタリアは、南アメリカの西海岸と東海岸に生息しています。オスは約300kg、メスは約150kgと、カリフォルニアアシカに比べて大きめ。鼻先が太くて短く、やや上向きであること、全体的にがっしりとしたたくましい体つきであることも、見分ける際のポイントです。

世界初の展示方法「サンシャインアクアリング」

屋内から外に出ると、直径約8m、地上約2.3mの高さにあるドーナツ型の水槽「サンシャインアクアリング」の中を悠々と泳ぐアシカの姿が目に飛び込んできます。
サンシャイン60ビルを背景に、お腹や手足を見せながら泳ぐアシカたちは、まるで空を飛んでいるかのよう。エサの時間が近づくと、水しぶきが飛ぶほどの速さでぐるぐると泳ぐこともあります。17時になるとプールに戻ってしまうので、アシカが泳ぐ姿を真下から見られる世界初の展示を楽しむなら昼間がおすすめです。

アシカたちが戻っていくプールの横には、生息地の環境をイメージして作られた「アシカたちの砂浜」水槽があります。岩に上ったり、プールで遊んだりするアシカの無邪気な姿を、じっくりと観察することができます。

アシカのパフォーマンスは水族館の人気イベント

サンシャイン水族館での人気イベントのひとつが、「アシカ・パフォーマンスタイム」。客席との仕切りが一切ない開放的なステージで、1日に数回、アシカとトレーナーが息の合ったパフォーマンスを披露します。
鼻の上にボールをのせてバランスをとったり、大きな声で元気に鳴いたり…。思わず拍手したくなる技の数々は、日々のトレーニングの賜物。例えば、定番の技である倒立なら、トレーナーの手に鼻先をつけたままホイッスルが鳴るまで耐えるところから始めて、少しずつ前のめりの姿勢に慣れさせていきます。そのまま、前肢で踏ん張っておしりが浮いたら、姿勢を調整して完成です。
技は、何度も繰り返し、地道に練習して習得していきます。アシカたちの努力を想像すると、パフォーマンスをより楽しめるのではないでしょうか。

また、アシカとの距離が近いのもこのパフォーマンスの魅力。大きな目の横には小さな耳があり、おしりにはかわいらしい尾がついていること、つるっとしているように見えて近くで見ると全身毛で覆われていることなど、息遣いが聞こえるほどの近さだからこそわかることがたくさんあります。

アシカ・パフォーマンスタイムは、360°どこからでも見渡せるので、見る場所を選びません。パフォーマンスの内容は季節ごとに変わるので、毎回違う発見があるのもうれしいポイントです。

珍しいアシカの姿が見られるのはサンシャイン水族館だけ!

砂浜、プール、ステージ、サンシャインアクアリング…。同じアシカでも、いる場所が違えばまた違った姿を見せてくれます。「アシカたちの砂浜」水槽では、アシカがエサを食べる姿を間近で見ながら、飼育スタッフの解説で生態を学べる「アシカ・フィーディングタイム」も開催されています。
都会の空を飛ぶアシカを見て不思議な気分に浸るも良し、砂浜で過ごすアシカを見てその生息地に思いを馳せるも良し…。サンシャイン水族館だからこそ見ることができるアシカの姿を、ぜひ満喫してください。

飼育スタッフから一言

サンシャイン水族館では、オタリアとカリフォルニアアシカに出会えます。ぱっと見ただけでは違いがわかりにくいかもしれませんが、よく見ると顔つきや体つきがまったく違うので、一度特徴を覚えてしまえば見分けられるようになるでしょう!

また、外見だけでなく、性格も1頭1頭まったく違うのがおもしろいところ。個性豊か、表情豊かなところが、アシカの一番の魅力ではないでしょうか。私たち飼育スタッフにほめられてうれしいときの顔、叱られて落ち込んだときの顔。トレーニングの成果として一生懸命パフォーマンスを披露しているときもあれば、プールで夢中になって一人遊びをしているときもあって、とにかく見ていて飽きません。

サンシャイン水族館はアシカたちとの距離がとても近く、彼らの息遣いまで感じ取ることができます。間近で観察することで初めて発見できる「何か」が、きっとあると思います。