古代オリエント博物館の
バリアフリー情報

人類最古の文明であり、世界の歴史の基礎となった古代オリエント文明(メソポタミア&エジプトなど)に関する石器、土器、神像、金属器、ガラスなどを展示しています。年に数回、特別展を開催するほか、大人もお子さまも楽しめる体験講座も充実しております。
館内マップ

マップ概要
フロアには、「東西文化の交流」「古代イランとその周辺」「古代メソポタミア」「最古のオリエント」「シリアの発掘」「古代エジプトの文化」などの展示コーナーがあり、さまざまなテーマの展示を鑑賞できます。 映写室では、文明のはじまりからシルクロードの時代までをまとめた映像展示「古代オリエントからのメッセージ」(約18分)をご覧いただけます。
エントランス
入口入ってしばらく通路を進み、右に曲がり、しばらくして右に曲がると、「シリアの発掘」から展示コーナーが始まります。反時計回りに「シリアの発掘」「最古のオリエント」「古代メソポタミア」「古代エジプトの文化」「古代イランとその周辺」「東西文化の交流」「クローズアップ展示室」「映写室」などの展示コーナーがあり、さまざまなテーマの展示を鑑賞できます。最後の「映写室」を出て右に曲がるとすぐ通路があり、通路を左に曲がってしばらく進むと、出口です。入口と出口は同じ場所です。
7箇所の展示室と映写室
「シリアの発掘」では、青銅器時代から鉄器時代(約4〜3千年前)にかけての古代集落の生活風景を発掘資料によって展示しています。江上波夫初代館長を中心とするシリア考古学調査団は、1974年から1980年までユーフラテス河中流域にある遺跡群で発掘調査を行いました。古代オリエント博物館は開館以来、海外での発掘調査を実施しており、その成果の一部として家屋の復元模型などが展示されています。
「最古のオリエント」では、およそ100万年前から文明成立までの長い歴史をたどります。人類の祖先が狩猟採集をおこなっていた旧石器時代以来、農耕や牧畜といった新しい生活様式が生まれ、最古の文明が誕生するまで、オリエント地域は人類史においてつねに先駆的な出来事が起こる舞台でした。約600万年前に現れた人類の祖先は、約1万年前まで狩猟採集を生業としており、原人が叩く、切る、土を掘り返すときに使っていた万能石器「ハンドアックス」が展示されています。
「古代メソポタミア」では、文字の発明、国家の成立をはじめ、商業経済や法律など、現代に生きる我々の社会の基本要素の淵源を、メソポタミア文明の遺物たちが静かに語ります。世界最古の都市文明を生み出した地域のひとつが、ティグリスとユーフラテスという大河にはさまれたメソポタミア地域です。約5100年前に文字が発明されたメソポタミアの絵文字は、エジプトで発明された絵文字とならんで、粘土に刻むのに適した楔形文字へ発展しました。展示コーナーでは「銘入り粘土釘」が展示されています。
「古代エジプトの文化」では、メソポタミアと並んで古代世界の発展に大きな影響を与えただけでなく、いまなお全世界の人々を魅了してやまない古代エジプト文化の一端をご紹介します。アフリカを縦断する大河ナイルのほとりでは、国王であるファラオが神として絶大な権力をもつ独特の王朝文化が繁栄を謳歌しました。「彩色人物浮彫」が展示されており、彩色の残った若い貴族、あるいは王子の横顔で、赤銅色の肌、黒髪は当時の面影をよく伝えています。古代オリエント博物館の顔となっている秀品です。
「古代イランとその周辺」では、オリエント文明の一端をご紹介します。周囲を山に囲まれたイラン高原は、オリエント文明の東方への窓口として、中央アジアやインド亜大陸での農耕牧畜や都市文明の発生に影響しました。騎馬技術が導入されて以後は強力な国家の本拠地となり、紀元前6世紀にはアケメネス朝ペルシアによるオリエント統一をもたらしました。イランの山奥の墓に副葬されていたこぶ牛形の容器「こぶ牛形土器」が展示されています。容器には死者に捧げる酒などの供物を入れたのでしょう。
「東西文化の交流」では、世界の広がりをご紹介します。交通手段の発達や帝国の成立によって、人々の行動範囲は広がりました。東の中国と西の地中海地域を結んで内陸アジアを横断・貫通した大交易路はシルクロードと呼ばれ、東から西、西から東へ、様々な思想・宗教・工芸品・デザインなどが行き交いました。サーサーン朝時代を代表する工芸品として、中央アジアや中国にまで輸出された「カットガラス碗」が展示されています。わが国の正倉院にも納められ、また安閑天皇陵からも出土しました。
「クローズアップ展示」では、年に数回、常設展と併せてミニ企画展をおこなっています。古代オリエント世界の各地で日本の調査隊が実施している発掘調査や研究最前線のご紹介、気になるテーマを掘り下げた小展示など、常設展とは別の新たな発見があるかもしれません。
「映写室」では、文明のはじまりからシルクロードの時代までをまとめた映像展示「古代オリエントからのメッセージ」(約18分)をご覧いただけます。館内の実物資料の展示とあわせて、古代オリエントの世界を映像と音声で学ぶことができます。
施設の案内
- 壺などを触れる展示物や音声ガイド(650円)をご用意しています。また、受付横に触知案内図もございますので、来館の際はご利用ください。
- 館蔵品展期間中については展示作品の写真撮影が可能です。一部撮影禁止マークがあるものもございますので、ご注意ください。
- 筆談対応が可能です。ご希望の方は、スタッフまでお声がけください。
- 施設環境上、一部移動の際に注意が必要な箇所がありますので、ご注意ください。
- サンシャインシティ内にガイドヘルパーサービスがございます。 詳細はその他バリアフリー情報ページへ
館内の優先トイレのご案内
館内に優先トイレはありません。
チケット料金
「障害者手帳」をお持ちの方の付き添いの方は、一名入館無料となります。 特別展開催中は料金が変更になることがございます。
大人(学生以外) | 高校・大学生 | 小・中学生 | |
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障がい者割引料金 | 300円 | 250円 | 100円 |
一般料金 | 600円 | 500円 | 200円 |
障がい者団体、特別支援学校等での団体入場料金については、下記までお問い合わせください。
古代オリエント博物館(担当:教育普及係) TEL:03-3989-3491 / FAX:03-3590-3266 E-mail:museumアットマークorientmuseum.com ※迷惑メール対策に@を アットマーク としています。@に直して送信下さい。
詳細はこちら(博物館公式ページ)アクセス
文化会館ビルB1・1階より「博物館行きエレベーター」をご利用いただき、
「7階」へお越しください。
