タイトル背景

水中

泡

泡

生き物たち

生き物たち

生き物たち

サンゴ岩

20th Anniversary サンシャイン水族館サンゴプロジェクト 2026年で20周年!

20th Anniversary サンシャイン水族館サンゴプロジェクト 2026年で20周年!

サンシャイン水族館 サンゴプロジェクト 20年の歩み

サンシャイン水族館 サンゴプロジェクト 20年の歩み

海の生き物にとって重要な生態系であるサンゴ礁が、環境問題により減少していることをきっかけとして始まった「サンゴプロジェクト」。沖縄県恩納村と共に進めてきた20年間の活動を、一緒に振り返ってみましょう。

サンゴ

2006

サンゴ返還
プロジェクト始動

恩納村の協力のもと、水族館にて恩納村の養殖サンゴを展示。水槽内で育てふやしたサンゴを沖縄の海へ還す活動がスタートしました。

沖縄県恩納村の養殖サンゴ展示

沖縄県恩納村の養殖サンゴ展示

沖縄県恩納村の養殖サンゴ展示

サンゴ増殖・
植え付けまでの流れ

  • 母サンゴ

    母サンゴ

  • 矢印
  • 枝打ち

    枝打ち

    サンゴの枝を折り土台に移します

  • 矢印
  • 固定

    固定

    土台に活着し、成長を確認してから恩納村へ

  • 矢印
  • 母サンゴ

    植え付け

    恩納村の海へ植え付けし、成長を見守ります

2008

サンゴの初返還

サンシャイン水族館育ちのサンゴを初めて恩納村へ返還しました。

サンゴの初返還

無事に育つことを願って…

2011

水族館
リニューアルオープン

サンゴ礁の生態系を再現した水槽の他、恩納村の養殖サンゴ育成水槽が新たに加わりました。

サンゴ礁の生態を再現する水槽

サンゴ礁の生態を再現する水槽

恩納村産サンゴ専用飼育水槽

恩納村産サンゴ専用飼育水槽

2014

サンゴ礁再生
プロジェクト始動

“産卵により自然海域の次世代サンゴへ”つながることを願い、恩納村海域でのサンゴの育成がスタート!

サンゴ礁再生プロジェクト始動

サンゴ礁再生
プロジェクトの流れ

サンゴ礁再生プロジェクトの流れ

サンゴ礁再生プロジェクトの流れ

2016

サンゴの白化

2016年の夏は、海水温が高い状態が続いたため、恩納村海域のサンゴにも白化と呼ばれる影響がありました。

健康
矢印
白化

サンゴの白化とは?

高水温などの影響でサンゴ体内の褐虫藻が失われ、サンゴの白い骨格が透けて見える状態のこと。

健康なサンゴ

白化したサンゴ

褐虫藻褐虫藻とは?褐虫藻

サンゴに共生する藻類の仲間。光合成によって得られる生産物はサンゴの生命活動にも利用されています。サンゴの白化が長期化すると、最悪の場合サンゴが死滅してしまうことも…。

初白化を経験して、
水深の深いエリアを選択

白化の経験から植え付けエリアを再検討!これまでは水深3~5m付近の浅いエリアを中心としていましたが、水深10mほどのやや深いエリアでの植え付けにトライしました。この選択肢が、後々の出来事に大きな影響をもたらすことに…。

初白化を経験して、水深の深いエリアを選択

台風は白化を
未然に防ぐ救世主!?

台風というと災害をもたらす悪いイメージが強いかもしれませんが、サンゴにとっては良い側面もあります。波浪により海がかき混ざり、夏の高水温が一時的に下がることがあります!台風は、サンゴの白化を未然に防ぐ重要なトリガーになりうることもあるのです。

台風は白化を未然に防ぐ救世主

2017

サンゴ礁再生
プロジェクト 初産卵

プロジェクトが始まって、初のサンゴの産卵を確認することができました。そして卵を採集し、サンシャイン水族館へ空輸。ここから水族館での本格的な稚サンゴの飼育が始まりました。

1. 産卵の兆候を確認!
そして、ついに…産卵♡

産卵前のサンゴ

産卵前のサンゴ

矢印

産卵

産卵

2. サンゴの赤ちゃんを水族館へ輸送

恩納村からサンシャイン水族館へ空輸

恩納村からサンシャイン水族館へ空輸

サンゴの赤ちゃん(プラヌラ幼生)

サンゴの赤ちゃん(プラヌラ幼生)

3. 水族館での飼育開始、少しずつ姿に変化がみられます

4日後

4日後

プレートに着底しました

矢印

17日後

17日後

体を支える骨格ができてきました

矢印

約1ヶ月後

約1ヶ月後

触手が伸びてきました

2018

2018

2018

2018

稚サンゴの植え付け

水族館での育成期間を経て、卵から育てたサンゴを恩納村海域へ植え付けました。

稚サンゴの植え付け

サンゴプロジェクトツアー開催

恩納村観光の他、シュノーケリングやサンゴの植え付け体験などをとおして、サンゴの魅力や大切さを体感していただきました。

サンゴプロジェクトツアー

サンゴプロジェクトツアー

サンゴの成長とともに見えた変化

数年の月日を経て大きく成長したサンゴのまわりに多くの生き物たちが観察できるように…。サンゴを隠れ家にする生き物、それを狙う大型な生き物など…2020年から開始した観測記録からも魚種数の増加が確認できます。

サンゴの成長とともに見えた変化

2023

サンゴ礁再生プロジェクト、
新たなエリアへ…

約10年でサンゴは1m近いサイズに成長、複数回の産卵も確認できました。周囲のサンゴの増加も確認できたこともあり、サンゴ礁再生プロジェクトは別エリアでもサンゴの育成をスタートしました。

サンゴ礁再生プロジェクト、新たなエリアへ

2024

サンゴの大規模白化

返還を始めた2008年から4回の白化を経験してきましたが、2024年ほど大規模な白化はありませんでした。白化後、ほとんどのサンゴは回復できず死滅してしまいましたが、水深の深いエリアなどで、生き残ったサンゴもありました。

サンゴの大規模白化
サンゴの大規模白化

サンゴの大規模白化

イソギンチャク白化
矢印
イソギンチャク白化
サンゴだけでなく
イソギンチャクも
白化していました。

2025

白化を乗り越えたサンゴたちで再スタート

多くのサンゴが2024年に死滅しましたが、白化を乗り越えたサンゴたちも確認!プロジェクトを再スタートすることができました。

白化を乗り越えたサンゴたちで再スタート
白化を乗り越えたサンゴたちで再スタート

白化を乗り越えたサンゴたちで再スタート

2026

サンゴプロジェクト
20周年

初めての返還、産卵、サンゴの白化…と、うれしいこともあれば、悲しく辛いこともありました。恩納村海域におけるサンゴ礁の回復を十数年の長い時間をかけて実感したと同時に、短期的な環境の影響により多くのサンゴが失われる衝撃も体感。「サンゴを守るために、私たちができることをしなければ…」という想いが強くなりました。

サンゴプロジェクト20周年
サンゴプロジェクト20周年

サンゴプロジェクト20周年

サンゴ博士

サンゴ博士

植え付けエリア・植え付け数

サンゴプロジェクト開始から20年間で、サンゴを植え付けたエリアは計8エリア、植え付けたサンゴ数は計130群体となりました。前半10年はサンゴの飼育・育成にも苦戦しており、返還できた数もやや少ない結果でしたが、後半10年では返還のペースアップや植え付け後の生残数の向上がみられるようになりました。

植え付けエリア・植え付け数

植え付けエリア・植え付け数

サンゴ列

サンゴ列

close

  • 刺胞しほう動物どうぶつ

    刺胞(しほう)とよばれる毒液を注入する針を備えた動物の総称。クラゲやイソギンチャクやサンゴなどをさします。

  • 褐虫かっちゅうそう

    サンゴの体内に共生している植物プランクトンのことで、渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)と呼ばれる仲間のことをさします。

  • ■ 石灰質

    炭酸カルシウムという成分を主成分として構成されているもののこと。サンゴの固い骨格(こっかく)などは、石灰質で形成されています。

  • 造礁ぞうしょうサンゴ

    イシサンゴと呼ばれるサンゴの仲間の中で、群生(ぐんせい)してサンゴ礁をつくることができる種類のこと。

  • 無性生殖むせいせいしょく

    雌雄(しゆう)に関係ない生殖方法で、体の一部から新しい個体を増やすことができます。分裂や出芽(しゅつが)といった方法など増え方は様々です。(対義語、有性生殖)

  • 有性生殖ゆうせいせいしょく

    雌(めす)のもつ卵子(らんし)と雄(おす)の持つ精子が受精することにより、新しい個体を増やす生殖方法。(対義語、無性生殖)

  • 分裂ぶんれつ

    1個体がほぼ同大の2つ以上の個体に分かれてふえること。細菌・原生動物・サンゴ・イソギンチャクなどでみられる。

  • 再固着さいこちゃく

    強い波や流れなどで折れたサンゴが岩盤上で成長し、しっかりと固定されている状態。

  • ■ プラヌラ幼生ようせい

    刺胞動物(しほうどうぶつ)などの受精卵が成長すると、体表に繊毛(せんもう)が生じて泳ぎ始めます。このころの幼生のことをプラヌラ幼生といいます。

  • 斃死へいし

    動物が突然死んでしまうこと。

  • ははサンゴ

    サンゴ返還プロジェクトで、移植用サンゴの元となる折る前の大きなサンゴ。母サンゴから折ったサンゴ片を、沖縄の海へ移植している。移植用サンゴと母サンゴは同じ遺伝子型(DNA)のため、クローンとなる。サンシャイン水族館での呼び方。

  • 活着かっちゃく

    枝打ちしたサンゴがしっかりと土台や岩盤につくこと。

  • おやサンゴ

    サンゴ礁再生プロジェクトで、産卵させるために育てているサンゴ。サンシャイン水族館での呼び方。

  • ■ サンゴの加入量を増やす

    サンゴの加入とは、有性生殖によって誕生したプラヌラ幼生が海中を遊泳、海底や岩盤に着底し、ある海域に新たに加わることを指します。健全なサンゴ礁では有性生殖による加入する量と、死滅による減少する量のバランスがとれていますが、現在自然界のサンゴ数が減少しているため、有性生殖により新たに加入する量が少ないことがサンゴ礁保全の課題となっています。

  • 優占種ゆうせんしゅ

    色々な生物が集まっている環境の中で、最も数が多い種類のこと。

  • ■ バンドル

    サンゴの卵。卵子と精子が入った2mmぐらいのカプセル。海面ではじけて受精します。

  • 個体こたい識別しきべつ

    1個体1個体を区別すること。

  • ■ ひび建て式

    海底に鉄筋とパイプを立て、そこに育成させるサンゴをセットしていく方法。